引っ越し費用を安くする方法|見積もりの見直しポイントと賃貸契約の注意点まとめ

SUMI

引っ越し経験が9回ある私。

毎回「これが正解なのか?」と思いながら引っ越しをしています。

不動産屋さんも商売だから引けないところはあると思うけど、もう少し踏み込んで商談したいなと思っていたので、また引っ越しする時は失敗したくないと思いこの記事を作成しました。

9回も引っ越ししたことあるのか…

もし次回があるとしたらそこがゴールであってほしいと願うばかりです。

「ノリノリで内見していたけど、いざ見積書を見たときにグッと心臓を掴まれたような衝撃を感じる」

こういう感覚は私だけでしょうか…

今回、この記事を作成するにあたり今の条件に合った物件を試しに不動産屋さんに相談してみたところ、見積書を見てあの感覚が再び蘇りました(笑)

次回こそは失敗したくないという思いで、「どこかに削れる部分はないか」と見積書を一つひとつ見直してみると、思っていた以上に工夫の余地があることに気づきました。

さらに調べていくうちに、費用を抑えることだけでなく、「そもそも賃貸を探すときに確認しておかないと後悔するポイント」があることも分かってきました。

今回は、引っ越し費用を安くするために確認したいポイントと、賃貸契約で後悔しないために気をつけたいポイントを、まとめてみました。見積もりが予算オーバーして困っている方、これから賃貸を探す方は、ぜひ一つずつチェックしてみてください。

引っ越し費用の内訳をまず把握する

引っ越しでかかる費用は、大きく分けると次の2つです。

  • 新居の初期費用(賃貸契約に伴う費用)
  • 引っ越し作業そのものにかかる費用(業者への支払いなど)

見積もりが予算オーバーしていると感じたときは、金額の大きい「新居の初期費用」から見直すほうが、削減効果は出やすい傾向があります。まずはここから確認していきます。

新居の初期費用(賃貸契約)を見直す

賃貸契約の初期費用には、家賃以外にもさまざまな項目が含まれています。請求されるまま支払うのではなく、一つずつ「削れる項目はないか」を確認していきます。

①仲介手数料は交渉できる可能性がある

仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限が定められている費用で、原則は貸主・借主それぞれが家賃の0.5か月分(消費税込みで0.55か月分)ずつを負担する仕組みで、借主の承諾があった場合に限り、どちらか一方が家賃1か月分(消費税込みで1.1か月分)をまとめて負担することが認められています。

具体的な金額でイメージできるよう、家賃8万円の物件を例に計算してみます。

  • 原則(貸主・借主がそれぞれ負担する場合):8万円×0.55=44,000円(消費税10%込み)
  • 承諾があり、どちらか一方がまとめて負担する場合:8万円×1.1=88,000円(消費税10%込み)

同じ家賃8万円の物件でも、負担のされ方によって44,000円ほどの差が生まれる計算になります。

※仲介手数料の算定基準になるのはあくまで「家賃(本体賃料)」のみで、管理費・共益費・駐車場代などは含まれません。見積もりの中でこれらが仲介手数料の計算に上乗せされていないかも、念のため確認しておくと安心。

「仲介手数料は家賃1か月分が当たり前」というわけではなく、契約の同意次第で決まっているものなので、上限を超えていない範囲であれば、値引きを相談すること自体は問題ありません。

②そもそも不要と申し出できるオプション項目がある

初期費用の見積もりには、家賃や敷金・礼金以外にも、次のような項目が含まれていることがあります。

  • 消毒・抗菌施工費(相場1〜2万円程度):退去後の消毒作業費用。契約条件でなければ、自分で市販の除菌スプレー等で対応することも可能
  • 24時間サポート・安心入居サポート費(相場1〜2万円程度):水漏れなどのトラブル時の駆けつけサービス。加入予定の火災保険に同様のサービスが付帯していないか確認したい
  • 書類作成費・事務手数料:契約書類の作成にかかる費用として請求されることがあるが、内訳を確認する余地がある
  • 消火器・浄水器などのレンタル費用:必須ではなく、任意契約になっているケースが多い

いずれも「契約書・重要事項説明書に契約条件として明記されているか」がポイントです。明記がなければ「自分で用意するので外してもらえますか」と相談してみるのも一つの方法です。無理に押し切るような交渉は今後の関係にも影響するため、あくまで丁寧に確認する姿勢を心がけたいところです。

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以前、畳がある部屋を借りた際、退去時に[畳を裏返すための費用]という項目があり、これは削れないのかと交渉を経験があります。その時は、契約をする時の必須条件だったので削ることはできませんでした。

一般的な項目もありますが、中には特殊なものもあるので契約する前にしっかりと確認を行ってください。

③敷金・礼金も交渉の余地がある

敷金・礼金は必ず発生する費用というイメージがありますが、物件やタイミングによっては減額に応じてもらえることがあります。特に、引っ越しシーズンを避けた閑散期(4〜6月や10〜11月頃)は、貸主・不動産会社側も交渉に応じやすいといわれています。

敷金:退去時の費用として一時的に預けているお金

礼金:この部屋を契約させてくれたお礼のお金

※敷金と礼金の例えは私の個人的な認識のものです。

④鍵交換費用も確認しておく

鍵交換費用は防犯上の理由で必須とされることが多い項目ですが、金額の相場や本当に交換が必要かどうかは物件によって差があります。見積もりに含まれている場合は、内容と金額を一度確認しておくとよさそうです。

この鍵交換も、「交換は必要ない」と申し出たとしても、契約するために必要な項目であれば削ることができません。

交渉するときに気をつけたいこと

交渉のタイミングとして最も効果的なのは、申込み後〜重要事項説明を受ける前の段階です。

入居審査が通り、契約書にサインした後では、応じてもらえる可能性はぐっと下がります。

また、引っ越しシーズンにあたる1〜3月の繁忙期は交渉に応じてもらいにくく、4〜6月や10〜11月頃の閑散期の方が柔軟に対応してもらいやすいといわれています。

交渉する際は、メールなど記録に残る形で丁寧に要望を伝えるのがおすすめです。

他社の見積もりを引き合いに出しての値引き要求は、担当者の印象を悪くし、その後の対応に影響することもあるため避けたほうが無難です。契約条件として明記されている項目は外せない場合もある、という点も理解したうえで相談する姿勢が大切です。

交渉のときの言い方は難しいですが、気になっていることを気になったままそのまま契約すると後で自分に返ってくるので、言いづらいとは思いますが勇気を振り絞って相談してみてください。

引っ越し業者選びで費用を抑えるポイント

新居の初期費用を見直したら、次は引っ越し作業そのものの費用です。ここは、実際に何度か引っ越しを経験してきた中で意識してきたポイントになります。

⑤複数社から相見積もりを取る

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私の場合、引越し業者を利用した引っ越しは1度、大型家電2点をハイ性業者へお願いしたのが3度あります。

大型家電2点だけの場合でも引越し業者にお願いすればよかったと今では思います。

前回の引っ越しの時に初めて引越し業者にお願いした時の話です。

不動産屋さんから紹介されて試しに2社の引越し業者に電話をかけて引っ越しの見積もりをお願いしました。A社とB社同時に見積もりは無理なので、A社に先に来てもらい見積もりを取ってもらったら、最初の提示金額が13万円、閑散期ということと日程を考えて50%OFFの75,000円の見積もりでした。

(た、高い…)

大型家電を2点運んでもらった時が1万5千円~2万4千円くらいだった気がするので、正直5万円以上を出すことに抵抗があり、正直に「B社にも見積もりをしてもらう予定」だということを伝えたところ、5万円で交渉成立。今思えばB社の見積もりを聞いてからでもよかったなと。

同じ荷物量・同じ距離でも、業者によって料金が違うことがあります。

「最初に見つけた業者にそのまま決める」のではなく、複数社を比較するのがおすすめです。確認したいのは基本料金だけでなく、梱包費用、エアコン関連費用、不用品処分費、キャンセル条件なども含めた総額です。

⑥引っ越しの時期・曜日を選ぶ

引っ越し料金は時期や曜日によって変動します。日程にある程度余裕があるなら、繁忙期を避けたり、「安くなる日があれば教えてください」と業者に相談してみるのも一つの方法です。

⑦自分でできることは自分でやる

荷造りを業者に任せる範囲を減らすことで、費用を抑えられる可能性があります。衣類や本、日用品などは自分で梱包し、大型家具・家電など運搬が難しいものだけを業者に任せる、という分け方がおすすめです。

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引越し業者をお願いした時は、準備が間に合わず来てもらったときに8割くらいの荷物を一緒に梱包していただきました。追加料金は特別ありませんでしたが、だからといって自分で荷物をまとめておくことは当たり前のことです(お恥ずかしい)。もし準備できなかった場合は、準備できなかったことを伝え、金額に変動があった場合はある程度納得するしかありません。

⑧ダンボールを無料でもらえるか確認する

引っ越し業者によっては、ダンボールを無料で提供してくれる場合があります。見積もりの際に確認しておくとよいでしょう。スーパーやドラッグストアで不要になったダンボールをもらえることもあります。

見積もり時に段ボールの在庫があればその時に提供してくれます。

配送業者によっては、提供された段ボール後を日回収し来てくるので引越し後にどうしたらよいかの確認も忘れずに行ってください。

荷物・家具を見直して運ぶ量を減らす

⑨不用品を処分して荷物を減らす

何年も着ていない服や使っていない家電など、「いつか使うかもしれない」と保管しているものは、意外と引っ越し後も使わないことがあります。売る・譲る・リサイクルするという方法も含めて、引っ越し前に整理しておくと、荷造りも運搬費用も抑えやすくなります。

引っ越しを重ねるたびに[物が増える人]と[物が減る人]がいます。

引っ越すたびに物が増えてしまう方は、1年以上利用していないものを誰かに譲るか処分できるものはなるべく早めに処理しておきましょう。

⑩大型家具・家電は特に見直す

冷蔵庫、洗濯機、ベッド、ソファなどは運ぶのに手間もお金もかかります。「10年以上使っている」「新居のサイズに合わない」というものがあれば、処分して新居で買い直したほうが、運搬費・処分費を含めて安く済むケースもあります。

⑪⑫引っ越し後の固定費も一緒に見直す

電気・ガス・インターネット・スマホ・保険・サブスクなど、毎月の固定費を見直すタイミングでもあります。引っ越し費用そのものだけでなく、引っ越し後の毎月の支出まで含めて考えると、長期的な節約につながります。

私は、仕事柄相談できる場所・人がいます。

もし相談できる場所がわからないという方は、家電量販店のスマホコーナーで何人かに相談することをオススメします。

ネットの情報は正しいものとそうでないものがあるので、自分で判断出来ない方は是非頼ってみてください。

賃貸を探すときに確認しておきたいポイント

費用面だけでなく、契約内容そのものを確認しておくことも、後悔しない部屋探しには欠かせません。ここでは、賃貸契約でトラブルになりやすいポイントを整理します。

重要事項説明はしっかり聞く

宅建士が宅建士証を提示した上で説明することが宅地建物取引業法で義務付けられており、省略や書面を渡すだけの簡略な説明は違法です。「なんとなく聞き流してしまう」書類ですが、サインした後は内容に納得したことになるため、疑問点はその場で確認しておきたいところです。

特約事項を読み込む

本来は貸主負担のはずの経年劣化部分まで借主負担になっている特約が紛れていることがあります。敷金の精算ルールやクリーニング費用に関する記載は、特に注意して確認しましょう。

告知事項(心理的瑕疵)の有無

自殺や事故死などがあった場合は告知義務があり、臭気・騒音・墓地の近接など周辺のネガティブ要因も記載対象になります。気になる場合は、内見時や重要事項説明の際に直接確認してみるとよいでしょう。

水害リスクなど災害関連の説明

近年の自然災害の増加を受けて、水害リスクの説明が宅建業法で義務化されており、重要度が増しています。ハザードマップと照らし合わせて確認しておきたいポイントです。

ガスの種類も確認する

都市ガスかプロパンガスかは、地域によっては光熱費が1.5〜2倍程度変わる傾向があるため、月々のランニングコストにも関わる確認事項です。

私は都市ガスの物件に引っ越しをしてから3分の1~2分の1ガス代を節約することに成功しました。プロパンガスを扱っている物件は多いですが固定費を削減したい方は圧倒的に都市ガスをオススメします。

更新料・普通借家か定期借家かを確認する

更新料の有無・金額は物件や地域によって差があります。また、契約期間満了で原則更新されない定期借家契約になっていないかも、長く住みたい場合は要確認です。

設備表と入居前の状態を記録しておく

入居前の傷・汚れを写真に残しておくと、退去時の敷金精算トラブルを防ぎやすくなります。

引っ越し後に面倒くさがると後で大変な目に合うので念入りに確認が必要です!

直接契約の場合は重説義務がないことも

貸主との直接契約や、貸主自身が管理会社である場合は宅建業法35条が適用されず、重要事項説明の義務自体がありません。その分、自分で確認すべき事項が増える点は覚えておきたいところです。

そのほか、賃貸でよくある悩み・トラブル

上記以外にも、賃貸ではよく次のようなお悩み・トラブルが聞かれます。

事前に知っておくだけでも、対処しやすくなります。

よくある悩み・トラブル

  • 原状回復の範囲をめぐるトラブル:通常の経年劣化・自然損耗は基本的に貸主負担というルールを知らずに、退去時に高額な請求をされて困惑するケース
  • 退去予告のタイミングを逃す:契約書に記載された解約予告期間(一般的には1〜2ヶ月前)を確認せずに退去を伝えてしまい、余分な家賃が発生するケース
  • 保証人・保証会社の審査や更新のトラブル:保証会社の利用が必須の物件で、更新時に追加の保証料が発生することを知らなかったケース
  • ペット飼育不可物件での無断飼育トラブル:契約違反として原状回復費用が高額になったり、契約解除を求められたりするケース
  • 又貸し・同居に関するトラブル:契約書で禁止されている転貸や同居人の追加を、確認しないまま行ってしまうケース
  • 内見時と入居後のギャップ:昼間の内見だけでは分からない、夜間・休日の生活音や周辺環境の変化に入居後に気づくケース

・内見のタイミングを平日・休日や時間帯で変えてみる

・契約書の解約条項や禁止事項を事前に確認しておく

といった小さな一手間が、後々のトラブル防止につながります。

見積もり・契約前に確認したいチェックリスト

  • 新居の初期費用の内訳を一つずつ確認する
  • 仲介手数料の金額と交渉余地を確認する
  • 消毒代・24時間サポートなど任意項目がないか確認する
  • 敷金・礼金の減額相談ができないか確認する
  • 重要事項説明をしっかり聞き、特約事項を確認する
  • 告知事項(心理的瑕疵)の有無を確認する
  • 水害リスクなど災害関連の説明を確認する
  • ガスの種類(都市ガス/プロパンガス)を確認する
  • 更新料の有無・普通借家か定期借家かを確認する
  • 解約予告期間を確認しておく
  • 引っ越し業者を複数社比較する
  • 繁忙期を避けられないか確認する
  • 不用品・大型家具を見直す
  • 引っ越し後の固定費を見直す

よくある質問

Q. 仲介手数料の値引き交渉は非常識ですか?

法律で禁止されているものではありません。上限を超えた金額でなければ違法な請求ではありませんが、相談すること自体は問題ないため、契約前に確認してみる価値はあります。

Q. 24時間サポートは必ず加入しないといけませんか?

契約書や重要事項説明書に加入が契約条件として明記されているかどうかによります。任意の項目であれば、外してもらえないか相談できる場合があります。

Q. 事故物件かどうかはどうやって確認すればいいですか?

告知事項として、契約前に不動産会社から説明を受ける義務があります。気になる場合は、内見時や重要事項説明の際に直接確認してみるとよいでしょう。

Q. 更新料は必ず払わなければいけませんか?

更新料の有無や金額は物件・地域によって異なり、契約書に明記されています。契約前に必ず確認しておきたい項目です。

まとめ

引っ越し費用を安くするために大切なのは、「安い引っ越し業者を探すこと」だけではありません。

見積もりが予算オーバーしたときほど、まずは新居の初期費用(仲介手数料・敷金礼金・オプション項目など)を一つずつ見直すことが効果的です。

そのうえで、重要事項説明や特約事項、告知事項、水害リスクといった契約内容そのものも確認しておくことで、費用面だけでなく「入居後に後悔しない部屋探し」にもつながります。

次に引っ越すときは、見積もりと契約内容の両方を、一つずつ確認しながら進めていきたいと思います。

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携帯・インターネット回線の提案や事務の仕事をしている会社員(現在休職中)、SUMIです。
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